近年、学習塾や学童保育における入退室管理の重要性が高まっています。
保護者への安心感の提供や、現場スタッフの業務効率化の観点から、入退室通知システムを導入する施設が増えています。
その中でも広く知られているのが「入退くん」ですが、LINE Notifi終了に伴って誕生した「LINE入退クラウド」というサービスもあります。
本記事では、両者の機能や料金体系を比較し、どちらが自塾・自スクールに合っているかを解説します。
入退室管理システム「入退くん」とは?
「入退くん」は、全国で1,100を超える施設に導入されており、特に学習塾や英会話教室、スポーツスクールなどで人気があります。
主な特徴:
- 生徒の入退室時に、保護者に写真付きで通知が届く
- スタッフの勤怠管理やタイムカード機能あり
- 複数教室の管理が可能
- ICカードやQRコードでの打刻に対応
料金:
- 基本利用料:月額3,300円(税込)
- 生徒60名までは基本料金内で利用可能
- 61名以降:1名あたり月額55円(税込)
- 初期費用:無料
- 無料トライアル:30日間
LINE入退クラウドとは?
「LINE入退クラウド」は、LINEのMessage APIとICカードやQRコードを活用して、入退室通知をLINEで保護者に送信できるサービスです。
主な特徴:
- 生徒の入退室時に、LINEで保護者に即時通知
- QRコードを読み取るだけの簡単運用
- ローカルアプリ+クラウドDB方式でデータを安全に管理
- ICカードリーダー不要、スマホでも利用可能
料金プラン:
- ライトプラン(生徒30名まで):月額1,650円(税込)
- スタンダードプラン(生徒60名まで):月額2,750円(税込)
- プレミアムプラン(生徒200名まで):月額3,300円(税込)
- 初期費用:無料
- 無料トライアル:30日間
最大でも入退くんの月額3,300円と同額で、それ以上の追加料金が発生しないのが特徴です。
機能と料金の比較
項目 | 入退くん | LINE入退クラウド |
---|---|---|
通知方法 | 写真付きメール/LINE | LINE |
入退室記録 | ICカード/QRコード | ICカード/QRコード |
基本利用料 | 月額3,300円(税込) 60名超過ごとに追加料金 |
月額1,650円〜3,300円(税込) |
生徒数制限 | 60名まで基本料金内/超過ごとに追加料金 | プランごとに明確な上限あり(30/60/200名) |
初期費用 | 無料 | 無料 |
無料トライアル | 30日間 | 30日間 |
LINE入退クラウドが選ばれる3つの理由
1. 圧倒的なコストパフォーマンス
LINE入退クラウドは、最大200名まで利用しても月額3,300円(税込)と非常にリーズナブル。
小規模教室ならsyタンダードプラン(月額2,750円)で十分なケースも多く、無駄なコストをかけずに運用できます。
2. 保護者が確認しやすいLINE通知
多くの保護者が日常的に使用しているLINEを活用するため、通知が確実に届き、見逃されにくい点が大きな強みです。
メールよりも反応が早く、安心感にもつながります。
3. 専用機器不要で導入が簡単
QRコード方式ならタブレットやスマートフォンがあれば、すぐに始められます。
設定も直感的で、現場スタッフの負担を軽減できます。
もちろんICカードリーダーにも対応しています。
どちらが向いている?塾・教室のタイプ別おすすめ
入退くんが向いている施設:
- 写真付き通知を重視する施設
- 複数拠点を一元管理したい教室
- 勤怠管理機能などもまとめて使いたい場合
LINE入退クラウドが向いている施設:
- コストを抑えつつも通知機能を充実させたい小〜中規模教室
- 導入や運用の手間をなるべく少なくしたい施設
まとめ
入退室管理システムは、それぞれに強みがあり、教室や施設のニーズに応じて選ぶことが重要です。
「入退くん」は多機能で本格的な管理を求める施設に適しており、「LINE入退クラウド」はコスト・導入のしやすさ・LINE通知の手軽さを求める施設にぴったりです。
まずは無料トライアルを利用して、実際の使い勝手を確認してみるのもおすすめです。