入退室通知システムに顔写真を付ける機能があると良いのではないかとお考えではないでしょうか。
保護者へのLINE通知でそのような機能があることで、どのようなメリットがあるのか、また注意点は何なのでしょうか。
この記事では、顔写真付き入退室通知システムのメリット・活用方法と、柔軟に対応できるシステムについてご紹介します。
入退室通知に顔写真があると何が良い?
入退室通知に顔写真があると、保護者が普段は見られない、教室でのこどもの表情や様子を知ることができます。
こどもは家と外では違う顔を見せるものです。親の前では甘えたり、疲れた顔を見せたりしますが、教室では友達と楽しそうに笑っていたり、真剣な表情で勉強に取り組んでいたりします。顔写真付きの入退室通知があれば、そんな「外での表情」を保護者が知ることができるのです。
「今日は元気そうな顔で教室に入ったな」「ちょっと疲れた表情に見えるから、帰ったら声をかけてあげよう」と、写真から読み取れる情報は想像以上に多くあります。仕事中で直接こどもの様子を見られない保護者にとって、教室での表情が分かることは大きな安心材料になります。
私たちが10年間学習塾を運営してきた経験でも、顔写真付き通知を導入した際、保護者から「家では見せない笑顔が見られて嬉しい」「教室での様子が分かって安心する」という声を多くいただきました。テキスト通知だけでは分からない、こどもの「その時の表情」が見られることに価値を感じていただけたのです。
さらに、顔写真付き通知は家族間のコミュニケーションツールとしても活用できます。祖父母など離れて暮らす家族にも入退室通知を共有すれば、孫が塾で頑張っている様子を知ってもらえます。「今日も元気に塾に行ったよ」と顔写真を見せることで、遠くにいる祖父母も孫の成長を身近に感じられるでしょう。
共働きで忙しい両親に代わって、祖父母が孫の送迎をサポートしている家庭も少なくありません。そんな時、入退室通知を祖父母にも送ることで、「無事に着いた」「帰りの時間だ」と家族全員で見守ることができます。顔写真があれば、その日のこどもの表情も分かり、会話のきっかけにもなります。
入退室通知に顔写真があると、家では見せない外での表情や様子を知ることができ、家族のコミュニケーションツールとしても役立ちます。
ただし、すべての生徒や保護者が顔写真を望んでいるわけではありません。
顔写真添付機能は不要という生徒・保護者にはどうする?
LINEでの入退室通知時の顔写真機能は便利ですが、不要と考える生徒や保護者もいるため、柔軟な対応が必要です。
写真を撮られることを嫌がる生徒は少なくありません。特に思春期の中高生になると、毎日の入退室時に写真を撮られることに抵抗を感じるこどももいます。「カメラを向けられるのが恥ずかしい」「写真写りが気になる」という理由で、顔写真機能をオフにしたいと希望する生徒もいるでしょう。
また、保護者側でも「テキスト通知だけで十分」「顔写真までは必要ない」と考える方もいます。入退室の事実が分かれば安心できるという保護者にとって、毎回顔写真が送られてくることは、むしろ煩わしく感じられるかもしれません。
教室側としても、全員一律で顔写真機能を強制するのは現実的ではありません。ある生徒には顔写真付き、ある生徒にはテキストのみ、というように、それぞれの希望に合わせて運用できることが理想です。保護者の要望を聞いて個別に対応しようとしても、システム側で切り替えができなければ意味がありません。
私たちの塾でも、保護者によって希望が分かれました。「写真があると安心」という保護者もいれば、「通知だけで十分」という保護者もいたのです。その時に痛感したのは、システムに柔軟性がないと、すべての保護者に満足してもらうのは難しいということでした。
顔写真機能は便利ですが、生徒ごとにON/OFF切り替えができる機能があればベストです。
では、そのような柔軟な対応ができるシステムとはどのようなものでしょうか。
LINE入退クラウドの顔写真機能とは?
LINE入退クラウドは、QR方式での入退室なら顔写真送信が可能で、生徒ごとに添付のON/OFF切り替えもできます。
QRコードを読み取る際に、タブレットやスマートフォンのカメラで生徒の顔を撮影し、その写真をLINE通知に添付して送信します。保護者のLINEには、「15時30分に入室しました」というメッセージと一緒に、こどもの顔写真が届く仕組みです。これにより、教室での表情や様子を知ることができます。
重要なのは、生徒ごとに顔写真添付のON/OFF切り替えができることです。Aさんには顔写真付き、Bさんにはテキストのみ、というように、管理画面から簡単に設定できます。保護者から「写真は不要です」と言われたら、その生徒だけOFFにすればいい。中学生になって「恥ずかしいから写真をやめてほしい」と言われたら、すぐに対応できます。
また、LINE入退クラウドの顔写真機能には、もう一つ重要な特徴があります。それは、添付画像がサーバー上には残らない設計になっていることです。撮影された顔写真は、LINE通知に添付されて送信されるだけで、システムのサーバーには保存されません。
これにより、大量の顔写真データがサーバーに蓄積されることがなく、万が一の情報漏洩リスクも抑えられます。保護者のスマホに届いた写真だけが残り、システム側にはデータが残らない。この仕組みは、データ管理の観点からも安心できる設計と言えるでしょう。
私たちが運営する地域ビジネス向けのweb制作事業でも、「必要な機能を、必要な人にだけ提供できる柔軟性」が重要だとクライアントに伝えています。顔写真機能も同じで、全員に強制するのではなく、希望する保護者だけが利用できる仕組みが理想的です。
LINE入退クラウドの顔写真機能は、QR方式で送信でき、生徒ごとのON/OFF切り替えも可能で、サーバーにデータが残らない安心設計です。
顔写真付き入退室通知は、家では見せない外での表情や様子を保護者が知ることができる一方で、すべての生徒や保護者が望むわけではありません。柔軟に対応できるシステムを選ぶことで、それぞれの家庭のニーズに合った運用が実現できます。

  
  
  
  
