学習塾向け入退室管理システム・アプリ!LINE通知・スマホ対応

入退室

学習塾向けの入退室管理アプリを探すと、様々なシステムが出てきます。

成績管理・請求管理・座席管理・勤怠管理・体温管理まで一括でできる多機能なものから、入退室通知に特化したシンプルなものまで、選択肢は幅広いです。

学習塾向けの入退室管理アプリを比較する前に、一度立ち止まって考えてみてください。

そもそも、システムを導入することで本当に実現したいことは何ですか?

学習塾向けの入退室管理アプリとは何?

学習塾向けの入退室管理アプリとは、生徒の入退室をQRコードやICカードで記録し、保護者へ自動で通知を送るシステムです。

代表的なものとしては以下のようなシステムがあります。

Comiru(コミル)

全国4,000教室以上に導入されている総合塾管理システムです。

入退室管理だけでなく、成績管理・請求管理・座席管理・コマ組み自動化・保護者向けアプリでのコミュニケーション・指導報告書作成まで、塾運営に必要な機能を一つのシステムに集約しています。

保護者側も専用アプリをインストールして使う形式で、入退室通知はそのアプリを通じて届きます。

料金は非公開で要問い合わせですが、多機能な分コストは高くなります。

入退くん

全国1,100以上の施設で導入されている入退室管理システムです。

入退室管理に加えて、スタッフの勤怠管理・シフト管理・ゲスト訪問機能・体温管理・外部システム連携まで備えています。

QRコードとICカードの両方に対応しており、入退室時に写真を撮影して保護者のLINEへ通知を送る機能があります。

料金は60名まで月額3,300円の定額ですが、61名以上になると1名あたり55円の従量課金になります。

LINEのMessaging APIを使って通知を送るため、APIの利用料が別途かかります。

セットアップ代行は1台あたり22,000円と交通費が別途かかります。

このように学習塾向けの入退室管理アプリとは、入退室を記録して保護者に通知するシステムですが、機能の幅と価格帯は大きく異なります。

次は、その中であなたが本当に必要としている機能は何かを確認します。

あなたが本当に欲しい機能は何ですか?

入退室管理アプリを探している方が本当に欲しいのは、「こどもが塾に着いた・出た」を保護者にリアルタイムで伝えることではないですか?

多機能なアプリには成績管理・請求管理・体温管理・勤怠管理などの機能が揃っています。

しかし実際の塾の現場で考えると、成績管理は別のシステムや紙で行っている教室が多く、入退室管理と一元化している塾は限られます。

体温管理は感染症対策が求められた時期に需要がありましたが、現在の塾で毎回生徒の体温を記録・管理している教室はほぼありません。

勤怠管理も、スタッフのタイムカードは別のツールや紙で管理している教室が多く、入退室システムに組み込んでいる塾は少数派です。

では実際に塾で毎日使う機能は何かを整理すると、入退室通知・QRコードまたはICカードでの記録・写真付き通知・入退室ログの確認の4つです。

これだけの機能があれば、保護者への安心提供という目的は完全に満たせます。

「成績管理もあった方がいい」「勤怠管理も一元化できると便利」と思うかもしれません。

しかし導入した後、実際にその機能を毎日使っているかどうかを想像してみてください。

使わない機能のために複雑な管理画面を覚え、スタッフへの引き継ぎに時間をかけ、月々のコストを払い続けることが本当に合理的かどうかを考えてみる必要があります。

入退室管理アプリを探している方が本当に欲しいのは、「こどもが塾に着いた・出た」を保護者にリアルタイムで伝えることではないですか?

次は、使わない機能のために払い続けているコストを数字で確認します。

使わない機能のために払い続けているコストはいくら?

多機能なアプリ型システムと入退室通知に特化したシステムでは、料金差が年間で数万円から数十万円になります。

アプリ型システムの実際のコスト

Comiruのような総合管理システムは料金が非公開ですが、多機能な分コストは高くなります。

保護者側も専用アプリを管理する必要があり、インストールできない保護者への個別対応が発生した場合はその対応コストも加わります。

入退くんは60名まで月額3,300円ですが、61名以上になると従量課金が加算されます。

生徒数100名では月額5,500円、150名では8,250円、200名では11,000円と、生徒数に比例して上がり続けます。

さらにMessaging APIの利用料が別途かかり、セットアップ代行は1台22,000円と交通費がかかるため、導入時に数万円の初期費用が発生します。

入退室通知に特化したシステムのコスト

入退室通知に必要な機能だけに絞ったシステムでは、月額1,650円から運用できます。

生徒数が増えても200名まで月額3,300円の完全定額で、セットアップ代行は無料です。

生徒数 入退くん LINE入退クラウド 月額差 年間差
30名 3,300円 1,650円 ▲1,650円 ▲19,800円
60名 3,300円 2,750円 ▲550円 ▲6,600円
80名 4,400円 3,300円 ▲1,100円 ▲13,200円
100名 5,500円 3,300円 ▲2,200円 ▲26,400円
150名 8,250円 3,300円 ▲4,950円 ▲59,400円
200名 11,000円 3,300円 ▲7,700円 ▲92,400円

生徒数100名の教室では、入退室通知の機能は同じなのにシステム料金だけで年間26,400円の差が生まれます。

ここにAPIの利用料やセットアップ代行費用を加えると、実際のコスト差はさらに大きくなります。

使わない機能のために払い続けている費用が見えてくると、何に対してお金を払っているのかが整理できます。

多機能なアプリ型システムと入退室通知に特化したシステムでは、料金差が年間で数万円から数十万円になります。

次は、アプリ型システムの運用上の現実的な問題を確認します。

アプリ型入退室管理の3つのデメリット

アプリ型の入退室管理システムには、インストール問題・開封率の低下・コスト負担という3つのデメリットがあります。

インストールしてもらえない問題

「アプリを入れてください」と案内しても、スマホの容量が足りない・使い方がわからない・面倒くさいという理由で、対応してもらえない保護者が一定数います。

アプリをインストールしていない保護者には入退室通知が届かないため、その保護者への個別対応が発生します。

OSのアップデートでアプリが動かなくなる・機種変更でアプリが引き継がれないといったトラブルが起きるたびに、保護者への対応が必要になります。

「なぜ通知が来ないのか」という問い合わせへの対応は、入退室システムを導入した本来の目的と真逆の作業です。

保護者がアプリを開かなくなる問題

入退室通知専用のアプリは、保護者にとって通知の中身が来る前からわかっています。

アプリから通知が届いた時点で「どうせ入退室の連絡だろう」とわかり切っているため、そのうち通知を開かなくなります。

LINEのように日常的なコミュニケーションが発生するツールとは違い、入退室専用アプリは通知を受け取る以外の使い道がありません。

結果として保護者のスマホにインストールされたままで開かれない状態になり、「システムを入れた意味があるのか」という状況に陥りやすいです。

コスト負担が授業料に影響する問題

アプリ型のシステムは機能が多い分、月額料金が高くなります。

使わない機能に対して払い続けるコストが積み重なり、他のシステムとの差額が年間数万円から数十万円になることもあります。

そのコスト負担が運営を圧迫すると、保護者への追加費用請求や授業料の値上げを検討せざるを得ない状況につながります。

保護者のためにシステムを導入したはずが、そのコストが保護者の負担として跳ね返るという皮肉な結果になりかねません。

アプリ型の入退室管理システムには、インストール問題・開封率の低下・コスト負担という3つのデメリットがあります。

次は、アプリ不要で入退室管理が完結するシステムを確認します。

アプリ不要で入退室管理が完結するシステムとは

専用アプリなしで保護者への入退室通知が完結するシステムとして、LINE版とWebPush版の2つがあります。

LINE入退クラウド(LINE版)

LINE入退クラウドはLINEのMessaging APIを使って保護者に通知を送るシステムです。

保護者がLINE公式アカウントを友だち追加するだけで設定が完了し、以降は生徒が入退室するたびに保護者のLINEへ自動で通知が届きます。

専用アプリのインストールは一切不要で、保護者が普段使っているLINEで通知が届くため、開封率が高く通知を見落とすケースが少なくなります。

QRコードとICカードの両方に対応しており、入退室時の写真撮影・写真付き通知・複数保護者への同時通知・ポイント機能・入退室ログのCSV出力まで、日常の入退室管理に必要な機能が揃っています。

入退室時にカメラで自動撮影した写真が通知と一緒に保護者のLINEに届くため、保護者は本人が確実に入退室したことを視覚的に確認できます。

管理画面はシンプルな設計で、生徒登録・QRコード発行・入退室ログの確認が直感的に操作できます。

セットアップ代行は無料で、自分で設定する場合も5分程度で完了します。

料金は30名まで月額1,650円、60名まで2,750円、500名まで3,300円の完全定額です。

Messaging APIを使うため月200通を超えるとAPIの利用料が別途かかりますが、システム料金自体はアプリ型と比べて大幅に安く設定されています。

WebPush入退クラウド(WebPush版)

WebPush入退クラウドはLINEもアプリも使わず、スマホのブラウザ通知で保護者に入退室を知らせるシステムです。

保護者はURLをタップして通知を許可するだけで登録が完了します。LINEの友だち追加も、アプリのインストールも不要です。

Messaging APIを使わないため、API費用が一切発生しません。月額4,950円のみで使え、生徒数が増えても料金は変わりません。

通知数の上限もなく、何名の生徒が入退室しても追加費用は発生しない完全定額です。

LINEを持っていない保護者・LINEの利用を避けたい保護者にも確実に通知を届けられます。

すでにLINE公式アカウントを集客や保護者連絡に使っている教室では、入退室通知との混在を避けるためにWebPushプランを選ぶ方法もあります。

項目 LINE版 WebPushプラン
システム月額 1,650円〜3,300円(定額) 4,950円(定額)
API費用 月200通超で発生 不要
通知数上限 送信数による 無制限
保護者の登録方法 LINE友だち追加 URLタップのみ
セットアップ代行 無料 無料
LINEの設定作業 必要 不要

このように専用アプリなしで保護者への入退室通知が完結するシステムとして、LINE版とWebPush版の2つがあります。

次は、教室の状況に合わせた選び方を整理します。

学習塾の入退室管理システム、どれを選ぶべきか

塾の目的・予算・保護者への案内のしやすさで、最適なシステムが変わります。

成績管理・請求管理まで一元化したい場合

成績管理や請求管理まで同じシステムで一元化したい場合は、Comiruのような総合管理型を検討する価値はあります。

ただし導入前に、実際にその機能を毎日使うかどうかを具体的にイメージしてから判断することが重要です。

保護者に専用アプリをインストールしてもらう手間と、インストールしてもらえない保護者への対応コストも考慮に入れる必要があります。

入退室管理と勤怠管理を一元化したい場合

スタッフのタイムカード管理を同じシステムで行いたい場合は、入退くんが選択肢になります。

ただし生徒数が60名を超えると従量課金でコストが上がり、Messaging APIの費用も別途かかります。

勤怠管理を使いこなすには設定項目が多く、本当に入退室システムと一元化する必要があるかを検討した上で判断する必要があります。

入退室通知だけが目的の場合

入退室通知さえできれば十分であれば、LINE版が最もコストが低く導入もシンプルです。

保護者の登録が友だち追加だけで完了し、月額1,650円から始められ、セットアップは5分・代行は無料です。

生徒数が増えても月額3,300円の定額で、将来の規模拡大を見越しても料金の心配が不要です。

LINEのAPI費用や設定を省きたい場合

LINEの設定とAPI費用を一切なくしたい場合は、WebPushプランが合っています。

月額4,950円の完全定額でAPI費用ゼロ、保護者の登録はURLタップだけです。

通知数に上限がないため、生徒数が多い教室や通知頻度が高い教室でも安心して使えます。

塾の目的・予算・保護者への案内のしやすさで、最適なシステムが変わります。

LINE入退クラウドとWebPushプランはどちらも30日間の無料体験が可能なので、実際に使って確認してから判断することができます。

株式会社エクレ

2012年より学習塾を経営し、10年以上にわたり学習塾の経営・運営に携わる。他塾のコンサルティング・新規立ち上げ支援も手がけてきた。塾経営の現場で感じたコスト・利便性の課題を起点に、学習塾・スクール向け入退室管理システム「LINE入退クラウド」(2025年)「WebPush入退クラウド」(2026年)を開発・運営。Webサイト制作・SEO・デジタルマーケティング支援も行っている。