学習塾や習い事教室で入退室管理システムの導入を検討する際、「入退くんの料金は実際どのくらいかかるのか?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
スクール運営でコスト・費用対効果が気になりますよね。
弊社でも過去に10年ほど学習塾を複数教室経営していましたが、やはり入退室システムは導入料金が気になりました。
入退くんは月額3,300円からという料金設定ですが、実際の運用では追加費用が発生することもあり、総コストを正確に把握しておくことが重要です。
入退くんの基本料金体系と詳細
入退くんの料金は、基本利用料月額3,300円(税込)からスタートし、生徒数60名を超えると1名につき55円の追加料金が発生する仕組みです。
入退くんの基本利用料は月額3,300円(税込)で、生徒数60名までは基本料金内で利用可能です。61名以降は1名あたり月額55円(税込)の追加料金が発生します。初期費用は無料となっていますが、設定代行を依頼する場合は別途費用がかかります。
基本料金の詳細
- 基本利用料:月額3,300円(税込)
- 利用可能人数:60名まで
- 追加料金:61名以降、1名あたり月額55円(税込)
- 初期費用:無料(自分で設定する場合)
- 無料トライアル:30日間
入退くんは月額利用料以外の費用をいただいておりません(※オプション利用の場合を除く)。また、トライアル期間の初月は無料でシステムを利用することが可能です。
入退くんの料金体系は比較的シンプルですが、生徒数が増えるにつれてコストも上昇する点に注意が必要です。
では、具体的に生徒数別でどのような料金になるのか、シミュレーションを見ていきましょう。
生徒数別の具体的な料金シミュレーション
入退くんの料金を生徒数別にシミュレーションすると、小規模教室では割高感があり、大規模教室では段階的にコストが上昇していくことが分かります。
月額料金シミュレーション
生徒数 | 月額料金 | 年額料金 | 1名あたり月額 |
---|---|---|---|
30名 | 3,300円 | 39,600円 | 110円 |
60名 | 3,300円 | 39,600円 | 55円 |
80名 | 4,400円 | 52,800円 | 55円 |
100名 | 5,500円 | 66,000円 | 55円 |
150名 | 8,250円 | 99,000円 | 55円 |
200名 | 11,000円 | 132,000円 | 55円 |
コスト分析
- 30名以下の小規模教室:1名あたり110円と割高
- 60名ちょうど:1名あたり55円で最もコストパフォーマンスが良い
- 61名以上:追加1名につき55円ずつ増加
他社のタイムカードソフトの月額費用と比較すると、わずか1/3程度で導入できる優れた選択肢です。とされていますが、小規模教室では基本料金の負担が重くなる傾向があります。
料金シミュレーションから見えるのは、60名を境にコストパフォーマンスが大きく変わることです。
しかし、表面的な料金以外にも注意すべき隠れたコストが存在します。
入退くんの隠れたコストと追加料金
入退くんの導入・運用には、基本料金以外にも設定代行費用やLINE通知利用料などの追加コストが発生する可能性があります。
追加で発生する可能性がある費用
- 設定代行費用
- セットアップを運営会社にて行う場合:22,000円(1台あたり)+スタッフ交通費
- 自分で設定する場合は無料
- LINE通知利用料
- 公式LINEアカウントからの入退室通知にはLINE Messaging APIを使用します。月間送信数によってはLINEへのMessaging APIの利用料の支払いが必要となります。
- 機器費用
- タブレットやPC:既存機器利用可能だが、専用機器購入時は別途費用
- ICカードリーダー:必要に応じて購入
- カスタマイズ費用
- デザインや機能などをカスタマイズできる機能もあります。※別途費用がかかります
実際の総コスト例(60名の教室の場合)
- 基本月額料金:3,300円
- 設定代行(初回のみ):22,000円
- LINE API利用料:0円〜数千円(送信数による)
- 年間総額:約42,000円〜50,000円
入退くんは基本料金以外にも様々な追加コストが発生する可能性があるため、総合的な費用を検討することが重要です。
では、より安価な入退室管理システムの代替案と比較してみましょう。
月額1,650円から使えるLINE入退クラウドとの料金比較
LINE入退クラウドは、入退くんの約半分の料金で同等の入退室管理機能を提供し、追加料金も発生しにくい明確な料金体系が特徴です。
詳細料金比較表:
項目 | 入退くん | LINE入退クラウド |
---|---|---|
30名以下 | 3,300円 | 1,650円 |
60名以下 | 3,300円 | 2,750円 |
200名以下 | 6,600円〜11,000円 | 3,300円 |
初期費用 | 無料(設定代行22,000円) | 完全無料 |
LINE通知料 | 別途発生する場合あり | 別途発生する場合あり |
設定の簡単さ | 複雑(代行推奨) | 簡単(自分で可能) |
年間コスト比較(生徒数別):
生徒数 | 入退くん年額 | LINE入退クラウド年額 | 差額 |
---|---|---|---|
30名 | 39,600円 | 19,800円 | -19,800円 |
60名 | 39,600円 | 33,000円 | -6,600円 |
100名 | 66,000円 | 39,600円 | -26,400円 |
200名 | 132,000円 | 39,600円 | -92,400円 |
LINE入退クラウドは、最大200名まで利用しても月額3,300円(税込)と非常にリーズナブル。小規模教室ならスタンダードプラン(月額2,750円)で十分なケースも多く、無駄なコストをかけずに運用できます。
LINE入退クラウドの料金メリット
- 定額制:生徒数が増えても料金上限あり
- 透明性:隠れたコストなし
- 簡単導入:設定代行費用不要
料金比較では、特に小規模〜中規模教室においてLINE入退クラウドの圧倒的なコストメリットが明確です。
最後に、コストパフォーマンスの観点から最適な選択を考えてみましょう。
コストパフォーマンスで考える最適な選択
料金だけでなく、機能と費用のバランスを総合的に判断すると、教室規模と重視する機能によって最適な選択は変わります。
コストパフォーマンス分析
入退くんが適している場合
- 生徒数60名前後で、料金効率が最も良い
- 勤怠管理機能も必要で、一元化したい
- 設定代行費用を払っても導入を任せたい
- 年間40,000円程度の予算がある
LINE入退クラウドが適している場合
- 生徒数30名以下、または100名以上の教室
- 年間20,000円〜40,000円に費用を抑えたい
- 入退室管理機能に特化したシンプルなシステムが欲しい
- 自分で簡単に設定・運用したい
投資対効果(ROI)の観点
- 小規模教室(30名以下)
- LINE入退クラウド:年間約20,000円の節約効果
- 保護者満足度向上による生徒数増加効果
- 中規模教室(60-100名)
- 入退くん:機能の充実性でスタッフ業務効率化
- LINE入退クラウド:コスト削減分を他の投資に回せる
- 大規模教室(100名以上)
- LINE入退クラウド:年間50,000円以上の大幅コスト削減
機能単価比較
- 入退くん:勤怠管理含む多機能で月額3,300円〜
- LINE入退クラウド:入退室管理特化で月額1,650円〜
コストパフォーマンスを重視するなら、教室規模と必要な機能を明確にして選択することが重要です。
特に予算を抑えつつ保護者への安心提供を実現したい教室には、LINE入退クラウドの30日間無料体験から始めることをおすすめします。両システムとも無料トライアルを提供しているため、実際のコストと機能を体験してから最終判断することで、後悔のない選択ができるでしょう。