入退室管理は無料で使えるの?QRコード式の費用と最安の選び方
入退室保護者にこどもの安全を確実に伝えたい、でも費用はできるだけ抑えたいというのは、教室を運営する誰もが感じる本音です。
入退室管理を無料で始めたいと検索している方のために、正直にお伝えできることがあります。
費用の現実を知っておくことが、後から「こんなはずじゃなかった」と感じない選択につながります。
この記事では、入退室管理の無料システムの実態・費用が発生する理由・教室の規模別に最もコストを抑えられる選択肢まで解説します。
入退室管理は無料で使えるの?
入退室管理を完全無料で使えるシステムは存在しますが、メール通知のため実際にはほぼ機能せず、LINEで通知したい場合はどのシステムを使っても無料にはなりません。
「無料で保護者にLINE通知を届けられる入退室管理システム」を探しているなら、そのようなシステムは存在しないと最初にお伝えしておきます。
完全無料のメール通知型の実態
弊社が提供している「メール入退クラウド」は、60名まで完全無料で使えるQRコード式の入退室管理システムです。
会員登録するだけでシステム利用料は一切かからず、生徒ごとのQRコードを発行して保護者へメールで入退室通知を送ることができます。
ただし正直にお伝えすると、多数の登録があるにもかかわらず実際にはほとんど使われていないのが現状です。
理由はシンプルで、メール通知は届かないことが多いからです。
キャリアメールの迷惑メール判定は年々厳しくなっており、正規のメールでも迷惑メールフォルダに振り分けられるケースが頻繁に起きます。
ドメイン指定受信の設定を保護者一人ひとりに案内する必要があり、その設定が複雑でできない保護者には個別対応が必要になります。
設定できた保護者でも開封率は低く、「メールがあることに気づかなかった」というケースが日常的に発生します。
入退室通知システムを導入したはずが、通知が届いていない・読まれていないという状況が常態化し、保護者への安心提供という導入目的が果たせません。
LINEで通知する場合に無料にならない理由
LINEで入退室通知を送る場合、どのシステムを使っても完全無料にはなりません。
LINEへの通知はMessaging APIという仕組みを使っており、このAPIは月200通まで無料ですが、それを超えると5,500円の費用が発生します。
これはLINE入退クラウドだろうと入退くんだろうと、LINEに通知を送るシステムはすべて同じ構造です。
システム会社に払う料金が変わるだけで、LINEへの送信コストはどのシステムを選んでも変わりません。
「LINE通知が使える無料の入退室システム」は存在せず、LINEを使い続けるためのAPI費用はどこかで必ず発生します。
このように、入退室管理を完全無料で使えるシステムは存在しますが、メール通知のため実際にはほぼ機能せず、LINEで通知したい場合はどのシステムを使っても無料にはなりません。
次は、無料にこだわることで発生する見えないコストを確認します。
無料にこだわると発生する見えないコスト
入退室管理の無料システムを探し続けることには、システム費用ゼロの代わりに別の大きなコストが発生しています。
「無料なのだからコストはゼロ」という前提が、最も見落とされやすい思い込みです。
メール通知で発生する問い合わせ対応コスト
メール通知型のシステムを導入すると、「通知が来ない」という保護者からの問い合わせが日常的に発生します。
迷惑メールフォルダの確認・ドメイン指定受信の設定・メールアドレスの再登録など、一件一件の対応が積み重なって大きな業務負担になります。
1件の問い合わせ対応に10分かかり月に10件発生するとすれば、月100分・年間20時間が問い合わせ対応に消えます。
スタッフの時給1,000円で計算すると、「無料のシステム」を使い続けることで年間20,000円以上のコストが発生しています。
無料ツールを探し続ける時間コスト
複数のツールを試して、設定して、実際に動かして、やはり機能しないとわかって次を探す、というサイクルを繰り返すと、数週間から数ヶ月の時間が費やされます。
この時間を授業準備や生徒指導・集客活動に使えたなら、教室の売上や質の向上につながります。
「無料を探す時間」が、実は最もコストが高い選択かもしれません。
保護者満足度の低下による退会リスク
「通知が来ていない」「こどもが届いたかわからなかった」という状況が続くと、保護者の教室への信頼が低下します。
「あの教室はLINEで通知が来るから安心」という口コミは生徒獲得に貢献しますが、「あの教室は通知が届かなかった」という口コミは生徒獲得の障壁になります。
月謝1万円の生徒が1人退会すると年間12万円の売上損失になり、入退室管理の月額数千円を惜しんだ結果、それを大きく上回る損失が発生する可能性があります。
このように、入退室管理の無料システムを探し続けることには、システム費用ゼロの代わりに別の大きなコストが発生しています。
次は、教室の規模別に最もコストを抑えられる選択肢を確認します。
教室の規模別・入退室管理の最安の選択肢
入退室管理のコストを最小にするには教室の生徒数によって最適な選択肢が変わり、生徒30名以下なら月1,650円のLINE入退クラウド、30名を超えたらWebPushプランがトータルコストを最も抑えられます。
規模によって発生するAPI費用が変わるため、生徒数を確認した上でどちらが安くなるかを計算することが重要です。
生徒30名以下・立ち上げ期は月1,650円が最安
生徒数が少なく月200通以内に収まる小規模・立ち上げ期の教室であれば、月1,650円のLINE入退クラウドが最安の選択肢です。
生徒数30名・週2回通塾・月4週稼働の場合、月間通知数は「30名×2回×4週=240通」と計算でき、Messaging APIの無料枠200通をわずかに超える程度です。
生徒数や通塾回数によっては無料枠内に収まるケースもあり、月1,650円のシステム料だけで運用できる可能性があります。
メール入退クラウドの完全無料と比べると月1,650円の差ですが、この差で得られるものは大きいです。
メールが届かない問題がなくなり、保護者からの「通知が来ない」という問い合わせ対応がほぼゼロになります。
保護者が毎日使っているLINEで確実に通知が届くため、開封率が高く、保護者の安心度が根本から変わります。
月1,650円は生徒1人の月謝の数十分の一です。
その金額で通知の確実性が担保できるなら、無料にこだわる理由はありません。
生徒30名超はWebPushプランがトータル最安
生徒数が30名を超える教室では、LINEを使うシステム(入退くん・LINE入退クラウドどちらも)でMessaging APIの費用が確実に発生するため、WebPushプランの方がトータルコストを抑えられます。
生徒50名・週2回通塾・月20日稼働の場合、月間通知数は約800通となり、入退くん・LINE入退クラウドどちらを使っても5,500円のAPI費用が加算されます。
この規模ではLINE入退クラウドのトータルコストは2,750円+5,500円=8,250円となり、WebPushプランの4,950円の方が安くなります。
また生徒数が増えれば通知数も増えますが、WebPushプランは通知数が増えても料金は変わりません。
ある程度の規模の教室で無料のシステムを探し続けても、API費用という壁は変わらないため、WebPushプランへの移行が最も合理的な判断になります。
3つの選択肢の比較表
| 項目 | メール入退クラウド | LINE入退クラウド | WebPushプラン |
|---|---|---|---|
| 月額システム料 | 無料 | 1,650円〜3,300円 | 4,950円 |
| API費用 | なし | 月200通超で5,500円 | なし(不使用) |
| 実際の使用感 | ほぼ機能しない | 確実に届く | 確実に届く |
| 保護者の登録方法 | メールアドレス | LINE友だち追加 | URLタップのみ |
| 生徒30名・週2回の月額目安 | 無料 | 1,650円〜7,150円 | 4,950円 |
| 生徒50名・週2回の月額目安 | 無料(機能しない) | 8,250円 | 4,950円 |
このように、入退室管理のコストを最小にするには生徒数によって最適な選択肢が変わり、生徒30名以下なら月1,650円のLINE入退クラウド、30名を超えたらWebPushプランがトータルコストを最も抑えられます。
次は、費用を完全固定にするWebPushプランの詳細を確認します。
入退室管理の費用を完全固定にするWebPushプラン
入退室管理にかかるトータルコストを完全に固定したいなら、Messaging APIを使わずに月額4,950円のみで運用できるWebPushプランが最適な選択肢です。
生徒数が増えても通知数が増えても追加費用が一切発生しないため、長期的なコスト予測が最もしやすいシステムです。
LINEもアプリも不要で保護者が登録しやすい
WebPushプランはスマホのブラウザ通知で保護者に入退室を知らせるシステムです。
保護者はURLをタップして通知を許可するだけで登録が完了し、LINEの友だち追加も専用アプリのインストールも不要です。
LINEを持っていない保護者にも確実に通知が届くため、保護者全員に均一な通知環境を提供できます。
すでにLINE公式アカウントを集客や保護者連絡に使っている教室では、入退室通知との混在を避けるためにWebPushプランを選ぶ方法もあります。
機能はLINE版と同等
QRコードとICカードの両方に対応しており、入退室時の写真撮影・複数保護者への同時通知・入退室ログのCSV出力も標準機能として使えます。
初期費用は0円、スタッフへの説明負担も最小限に抑えられます。
30日間無料体験の活用
LINE入退クラウドとWebPushプランはどちらも30日間の無料体験が可能です。
体験期間中にQRコードの読み取りのスムーズさ・通知の確実性・管理画面の使いやすさを確認してから継続するかどうかを判断できます。
完全無料のシステムを試し続けて時間を費やすより、30日間の無料体験で確実に機能するシステムを検証する方が、はるかに合理的な判断につながります。
このように、入退室管理にかかるトータルコストを完全に固定したいなら、Messaging APIを使わずに月額4,950円のみで運用できるWebPushプランが最適な選択肢です。


